顔の画像認識で認知症判別⁇【コラム】 #005
こんにちは!こーたろーです。
今日のコラムは、昨日ledge AIのニュース記事であった気になる話についてです。
AIの画像認識は、応用に向けて益々加速しているイメージが強いですが、医療への応用はとても気になります。
診察も医師のAIに代替できるところがあると、医療も進んでいきますね。
記事をみると、
東京大学医学部附属病院老年病科の秋下雅弘教授、亀山祐美助教(特任講師〔病院〕)らのグループは1月26日、東京都健康長寿医療センター放射線診断科の亀山征史医長らと共同で、人工知能(AI)が認知機能の低下した患者と健常者の顔写真を見分けられることを示したと発表。本成果は世界初とうたう。なお、本研究は1月26日に米国科学誌『Aging(Albany, NY)』に掲載された。
とのこと。
下記のグラフを見てみよう。
確かに、健常な男女と認知症(AD)の男女を比較すると、明らかになにかしらの境界が存在するように見える。
ここで、縦軸の「MMSE」ですが、今回私も初めて調べてみました。
MMSEとは、「Mini Mental State Examination」の略で、日本語で「精神状態短時間検査」のことです。認知症の疑いを判別するスクリーニング検査で、国際的に使用されているものです。
このMMSEでは、質問形式の11項目からなり、
- 時間の見当認識
- 場所の見当認識
- 即時想起
- 注意と計算能力
- 遅延再生(短期記憶)
- 言語能力
- 図形能力(空間把握)
が確認されるとのこと。
つまり、顔写真とセットでMMSEを行い、その結果から高い確率で認知症を判定できるというもの。90%以上というのは非常に高い確率である。
同記事では、年齢との関係もグラフ化されている。
認知症は、とにかく早期発見が不可欠で、こういった技術が実用化されると、患者のも医師たちにもメリットが高い。
検査にも高額の費用が掛かるなどの課題を解決するのも近いかもしれない。
私もこういった実用化できる技術を開発できるように努めていきたいと思う。
ではでは。
参考:引用元
AIが認知症を顔写真だけで判断、正答率は90%以上 | Ledge.ai